入管法改正案 政府・与党が今国会での成立断念

外国人の収容や送還のルールを見直す入管法改正案について、政府・与党が今の国会での成立を断念することが分かりました。

入管法改正案を巡っては収容中にスリランカ人の女性が亡くなった問題について、真相解明を求める野党と与党が対立し、審議が難航していました。

野党側は収容中のビデオ映像の公開が採決の前提だとしましたが、与党側が拒否したため、義家法務委員長の解任決議案を衆議院に提出していました。

野党側は強硬姿勢を強め、すべての法案審議を拒否する意向を示したため、会期末も近付くなか、政府・与党は成立断念に追い込まれた格好です。

法案は事実上の廃案となります。