名古屋市教育委員会、いじめで「重大事態」認定

名古屋市の小学校に通う男子児童が同級生に総額20万円を渡していたいじめ事案で、市の教育委員会がJNNの報道を受け、いじめ「重大事態」に認定しました。

これは名古屋市立小学校の5年生の男子児童(10)が今年8月、同級生数人から、「金を持ってこないとのけ者にする」などと言われ、およそ1か月間、総額20万円を手渡していたものです。

CBCが報道しなかったら場合どうしていた?」(記者)

「もしかしたらこのまま何も(しない)形もあったかも」(名古屋市教育委員会指導室 加賀幸一室長)

市の教育委員会は今年10月、学校からいじめ防止対策推進法に基づく、いじめ「重大事態」として申告を受けていたにも関わらず認定を見送っていましたが、2日、JNNの報道を受け対応の遅れを謝罪した上で「重大事態」と認定したことを明かしました。