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塩尻峠で「日本一短い」祭り】

集まった人達が一礼するだけで終わる、「日本一短い」とも言われる祭りが岡谷市で行われました。

「塩嶺御野立記念祭」と呼ばれるこの祭りは、岡谷市の旧中仙道の塩尻峠に、明治13年6月に明治天皇が訪れた事を記念して行われているもので、地元で100年以上続いています。

会場の公園には、大正5年に今の岡谷市塩尻市の有志が建てた石碑があり、祭りは、その石碑を前に一礼するだけで終わることから「日本一短い祭り」とも言われています。

22日は梅雨の晴れ間のもと、岡谷市塩尻市の関係者およそ150人が集まりました。

午前10時に、司会者から「一堂、礼」と声がかかると、集まった人達は、石碑に向かって一斉に頭を下げました。

そして、およそ20秒後、「御直り下さい」の合図で、祭りは終わりました。

塩尻市から参加した60代の女性は「毎年参加しています。とても引き締まる思いで一礼させて頂いています」と話していました。