プロ野球ドラフト会議 各球団の1位指名選手

プロ野球のドラフト会議が開かれ、高校屈指の右ピッチャー、県立岐阜商業の高橋純平投手は、3球団が1位で指名し、抽選の結果、ソフトバンクが入団交渉権を獲得しました。

ドラフト会議は22日午後5時過ぎから東京都内のホテルで始まり、12球団の代表者が選手の指名に臨みました。

1位指名では、150キロを超えるストレートとキレのあるスライダーを持ち味に、今年のセンバツでチームをベスト8に導いた県立岐阜商業の高橋投手を中日、日本ハムソフトバンクの3球団が指名しました。そして、抽選の結果、ソフトバンクが入団交渉権を獲得しました。

また、夏の甲子園で3本のホームランを打ちなど活躍した、宮城の仙台育英高校のショート、平沢大河選手は楽天とロッテの2球団から指名され、抽選の結果、ロッテが入団交渉権を獲得しました。

そして、東京六大学リーグの通算最多安打記録を48年振りに更新した明治大学の外野手高山俊選手は阪神とヤクルトの2球団から指名され、抽選の結果、阪神が入団交渉権を獲得しました。

この他の5球団は単独の指名となり、DeNAは最速148キロの速球を持つ左ピッチャー、駒澤大学の今永昇太投手の入団交渉権を獲得しました。

オリックスは長打力が持ち味の外野手、青山学院大学吉田正尚選手の入団交渉権獲得しました。

西武は最速152キロのストレートとフォークボールなどの変化球が持ち味の富士大学の多和田真三郎投手の入団交渉権獲得しました。

広島は1メートル85センチの長身から投げおろす150キロ台の速球が持ち味の大阪商大の岡田明丈投手の入団交渉権を獲得しました。

巨人は最速150キロの速球と多彩な変化球を持つ立命館大学の桜井俊貴投手の入団交渉権を獲得しました。

抽選に外れた球団は2回目の指名に臨み、楽天は俊足を沸かした東京の関東第一高校の外野手、オコエ瑠偉選手の入団交渉権を獲得しました。

ヤクルトは最速148キロのストレートに加え、スライダーやシュートなど、多彩な変化球を持つ東洋大学の原樹理投手の入団交渉権を獲得しました。

また、中日と日本ハム夏の甲子園の優勝ピッチャー、神奈川の東海大相模高校の小笠原慎之介投手を指名し、抽選の結果、中日が入団交渉権を獲得しました。

そして、3回目の指名で日本ハムは1メートル90センチの長身から最速151キロキロのストレートを投げ込む明治大学の上原健太投手の入団交渉権を獲得しました。

今年のドラフト会議では12球団合わせて去年より7人多い88人が指名され、オリックスと西武が最も多い10人指名しました。

また、公式戦への出場が2軍の試合に限られる育成選手のドラフトには7球団が参加し、合わせて28人が指名されました。

今年のドラフト会議では、1位指名が重なった選手の抽選を巡り、入団交渉権を獲得した球団を誤るミスがあったほか、会議の途中でシステムに不具合が生じ、進行が30分程遅れるなどトラブルが相次ぎました。