メジャーリーグ元ドラフト1位 19歳投手が福岡ソフトバンクホークスへ

メジャーリーグのドラフト会議で去年、アトランタ・ブレーブスから1位で指名されながら入団には至らず、プロ野球福岡ソフトバンクホークスと契約を結んだアメリカ出身の19歳、カーター・スチュワート投手が30日にカリフォルニア州で会見を行い「素晴らしいチャンスだと考えている」と意気込みを示した。

スチュワート投手は、1メートル98センチの身長から投げ下ろす速球と大きなカーブが持ち味で、去年、メジャーリーグのドラフト会議でアトランタ・ブレブスから1位で指名されましたが、その後、球団との交渉では、右手首の怪我が原因で契約金の額で双方が歩み寄れず、入団には至りませんでした。

スチュワート投手はその後、フロリダ州の短大に進みましたが、この程福岡ソフトバンクホークスと契約を結んだということです。

メジャーリーグのドラフト会議で1位で指名されたアマチュアトップレベルの選手が、プロ野球の球団と契約するのは異例で、30日にカリフォルニア州で会見には、スチュワート投手本人と、代理人のスコット・ボラス氏らが出席しました。

この中で、スチュワート投手は「この構想を聞いた時にはアメリカのアマチュア選手には、馴染みの無い内容だったので驚いたが、素晴らしいチャンスだと考える様になった」と話しました。

その上で、「子供の頃からメジャーリーグでプレーするのが夢だったが、今は与えられたチャンスはまずは成功したい」と抱負を述べました。

アメリカのメディアは、契約は6年で総額700万ドル(日本円で約7億7000円)と伝えています。