「野球の研究者でいたい」イチロー特別補佐に就任
メジャーリーグのシアトル・マリナーズは、イチロー選手(44)が会長付の特別補佐に就任したと発表しました。今シーズンの残りの試合に出場しないことも決まりました。
シアトル・マリナーズ、イチロー選手:「この日が来る時は、僕は辞める時だと思っていました。ただ、(特別補佐にという)提案がチームからあって、もちろん大好きなチームですし、そのチームがこの形を望んでいるのであれば、それが一番の彼らの助けになるのであれば喜んで受けようという経緯です。僕は野球の“研究者”でいたい。自分が今、44歳でアスリートとしてこの先、どうなっていくのか見ていたい。それはプレーしていなかったとしても、毎日、鍛練を重ねることでどうなれるのかということを見てみたい興味が大きい。仮にこれで終わりだとだったとしても、僕は(鍛練を)続けると思うんですよね。だから、喪失感みたいなものは実はない」
その言葉通り、会見後にいつもと同じように練習を行ったイチロー選手。今後は、これまでとは別の形でチームのサポートをしていくことになります。