内閣府が弁護士らにヒアリングへ パワハラ告発問題

女子レスリングの伊調馨選手を巡るパワハラ告発問題で、内閣府が来週中に告発した弁護士らからヒアリングを行うことが分かりました。

関係者によりますと、内閣府の「公益認定等委員会」が貞友義典弁護士と告発に関係した田南部力氏と安達巧氏から来週中に直接、ヒアリングを行うことが決まりました。そのうえで、伊調選手らのヒアリングを検討するとみられます。一方で、日本レスリング協会が事実関係を調査するとした倫理委員会のメンバーは5人中4人が協会の幹部で構成されていますが、協会の馳浩副会長は「委員会は中立だ」との考えを示しました。これに対し、貞友弁護士は「争いの当事者を中立だという態度こそ、協会としてのガバナンスが全く効いていない」と話しています。