V6解散 森田剛退所【発表全文】「6人でなければV6ではない」
人気グループ・V6が今年11月1日をもって解散し、同日に森田剛がジャニーズ事務所を退社すると、12日、同事務所が発表した。V6は1995年11月1日にCDデビューし、昨年25周年を迎えた。25周年に向けて6人が話し合う中で、森田がジャニーズ事務所を離れた環境で役者として挑戦したいとの思いを明かし、ちょうど今後の人生について考える機会が増えていたメンバーが本音をぶつけあい、結論を出した。解散は「6人がV6のメンバーであることを誇りに思い、一人の人間として、これからの人生に対して前向きに決断した結果」としている。
同日、ジャニーズの公式HPに「弊社所属アーティスト『V6』に関するご報告」と題した文面を提出し、発表した。
【以下、文面全文】
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
この度、V6は2021年11月1日をもちまして、解散いたしますことをご報告申し上げます。
これまで26年に及ぶ活動を温かく見守り、応援してくださったファンの皆様、そして、叱咤激励とともにご支援くださった関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。
ジャニーズのもとに集い、V6として共に歩むこととなりました6人は、1995年11月1日にCDデビューいたしました。それ以来、地道に日々を積み重ね、人生の半分以上をV6として過ごしてきた結果、昨年、デビュー25周年を迎えることができました。配信LIVEという形ではございましたが、ファンの皆様と同じ時間を共有し、感謝の気持ちを自分たちのパフォーマンスとそれぞれの言葉でお伝えできたことがメンバー自身、何より嬉しく、その思いを6人で噛み締めながら立つことができたステージとなりました。
今回、解散という結論に至りましたが、これはV6がV6のメンバーであることを誇りに思い、一人の人間として、これからの人生に対して前向きに決断した結果でございます。
2019年春頃より、デビュー25周年に向けて、6人で話し合う機会が増えました。ファンの皆様と共に過ごす時間について真剣に向き合うことにより、グループとしての活動に加えて、個人の人生についても率直な気持ちを伝え会う機会になりました。6人にとって、メンバー全員が40歳を迎えて向き合うV6の節目は、人生そのものと向き合うことを意味しておりました。そして、森田より「これからの人生、ジャニーズ事務所を離れた環境で役者としてチャレンジしたい」という発言があり、5人はその思いを受け止め、以降、何度も本音で話し合い、全員で今回の結論を導き出しました。確かに、森田の発言がきっかけではあるものの、5人の年齢を重ねるにつれて、今後の人生について考える機会が増えていたことは事実でございます。だからこそ、皆、森田の気持ちを素直に受け入れることができ、尊重しようという思いで一致いたしました。最終的には、メンバー自身、自分たちが追求してきたエンターテイメントに納得することができたため、より一層の成長を考えたときに、次のステップに挑戦したいという気持ちが芽生えたこと、そして「この6人でなければ6人ではない」という思いが6人の中で一貫していたことから決断することができました。人生において、このような出会いや経験に恵まれることは感謝すべきことだと、メンバー自身が理解しているからこそ得ることができた達成感や充実感であると感じております。
2021年11月1日以降、森田剛は、ジャニーズ事務所を退所し、新たな道を歩むこととなりました。
坂本昌行、長野博、井ノ原快彦、三宅健、岡田准一は、引き続きジャニーズ事務所に所属し、個人で活動してまいります。
以上を踏まえて、V6のグループ内ユニット20th Centuryは存続することとし、Coming CenturyはV6の解散をもちまして、活動を終了いたします。
これから歩む道は異なりますが、それぞれの場所で一人の男性として成長することができますよう、精進してまいります。
改めまして、ファンの皆様並びに関係者の皆様には、これまでV6を支えていただきましたことに、心より感謝申し上げます。
2021年11月1日まで心を込めて皆様への感謝の気持ちをお届けしてまいりますので、引き続き、V6をよろしくお願い申し上げます。
そして、新たな道を歩む決断をしました6人を、これからも変わらず応援していただけますと幸い存じます。
2021年3月12日 株式会社ジャニーズ事務所