松本城の堀の泥除去へ工法選定

松本城のお堀の水を浄化に向け、泥を取り除く方法を検討するための工事が始まりました。

松本城ではけさ、天守の南西に広がる内堀に浮かべた船で泥を除去する工事が始まりました。

松本城管理事務所によりますと、城の内堀と外堀にはあわせて2万8000立方メートルの泥がたまっています。

市は3年後の2023年度から泥の除去することを決定。

観光客などが訪れる中で騒音や臭いをなるべく出さず工事をする必要があり、市は応募があった県外の5つの業者の中から審査を経て3つの業者の工法を試すことにしました。

このうち、新潟県に本社がある小柳建設が提案したのは、重機で吸い上げた泥を空気の圧力で長さ250メートルのパイプを通して送りフィルターを使って水分などを取り除く方法です。

ほか2つの業者の工事は、船の真下から直接吸い上げるものと水中にロボットを走らせるもので、年明けの1月から2月にかけて行われます。

市はそれぞれの工法を比較して業者を決めることにしています。