あおり運転で手配、同ナンバーの車が愛知・静岡でも

危険な“あおり運転”の末、相手の男性を殴ってけがをさせたとして、43歳の男が全国に指名手配された事件です。男がしていた車と同じナンバーの車が、愛知県と静岡でも同様の“あおり運転”をしていたことがわかりました。指名手配されている、住所・職業不詳の宮崎文夫容疑者(43)は今月10日、茨城県守谷市常磐自動車道・上り線で、24歳の男性が運転する車にあおり運転をして停止させたうえ、「殺すぞ」などと怒鳴りながら男性を複数回殴り、けがをさせた疑いがもたれています。

宮崎容疑者が運転していた高級SUVは、横浜市のディーラーが代車として貸し出したものでしたがこの車と同じナンバーの車が先月23日に、愛知県の新東名高速道路静岡県内の国道でも“あおり運転”をしていたことが捜査関係者への取材でわかりました。

警察は、いずれも宮崎容疑者が運転していた可能性があるとみて、関連を調べています。

また、警察は16日夜、大阪市内にある宮崎容疑者の関係先のマンションを訪れました。マンションの駐車場では、常磐道で宮崎容疑者が乗っていた高級SUVとよく似た車が住民にたびたび目撃されていました。

「一番最近止まっていたのはBMWですね、ニュースで出ているSUV。妙な横浜ナンバーが止まっているなあと」(テナントの従業員)

「白い車がここで止まってましたけどね、横浜ナンバー」(住民)

また、宮崎容疑者は1人暮らしだということですが、住人との間で車の止め方をめぐり、トラブルになっていたこともわかりました。「ここプラスこの前にも車を止められていて。僕らもこの1か月2か月通れない状況になっていた」(テナントの従業員)

「お母さんが亡くなられてから変わりましたね。風貌も変わったし、いかつくなった」(住民)

茨城県警は、宮崎容疑者の行方を追っています。