園児死亡事故 逮捕の女「衝突してから相手の車に気付いた」

8日、滋賀県大津市で、車同士が衝突した後保育園児の列に1台が突っ込み2人が死亡した事故で、交差点を右折しようとして事故を起こし、逮捕された女が調べに対し「衝突してから相手の車に気付いた」と供述していることが、警察への取材でわかりました。

8日、琵琶湖沿いの滋賀県大津市の交差点で、歩道で信号待ちをしていた保育園児と保育士合わせて16人の列に車が突っ込み、いずれも2歳の園児2人が死亡、別の園児1人が意識不明の重体となっているほか、13人が重軽傷を負いました。

道路を直進していた軽乗用車が、交差点を右折しようとした乗用車と衝突し、弾みで歩道に乗り上げたということで、警察は、乗用車を運転していた新立文子容疑者(52)を逮捕し、過失運転致死傷の疑いで調べています。

これまでの調べに対し、新立容疑者は「前をよく見ずに右折した」と供述しているということですが、さらに「衝突してから相手の車に気付いた」と供述していることが、警察への取材でわかりました。

また、「被害者に申し訳ない」と謝罪の言葉を述べているということです。

この事故で、警察は、現場の状況や車体の損傷の状態から、2台の車はあまりスピードを出さずに衝突し、いずれもブレーキをかけていなかったとみて調べています。