吉澤ひとみ被告 飲酒ひき逃げ、法廷で謝罪 涙も…

飲酒運転でひき逃げしたとして起訴された元「モーニング娘。」のメンバー、吉澤ひとみ被告の初公判が開かれました。

元「モーニング娘。」のメンバー、吉澤ひとみ被告(33)は今年9月、東京・中野区で飲酒運転をして自転車の女性ひき逃げしたなどとして起訴されています、

29日の初公判で、吉澤被告は白いシャツにグレーのスーツ姿で現れ、弁護士に付き添われながら法廷に入りました。証言台にたった吉澤被告は裁判官に名前を問われると、本名である「川前ひとみです」と小さな声で答え、

「職業は無職ですか?」という問いかけには、「はい」と答えました。

続いて、検察官が起訴状を示すと、吉澤被告は黙ってうなずきました。裁判官が罪状認否で「起訴状で何か間違っていることはありますか」と問いかけると、吉澤被告は小さな声で「ありません」と述べ、起訴内容を認めました。

その後、検察官側が詳しい経緯を説明し、事故前日の午後8時から当日の午前0時くらいまでに自宅で焼酎や缶酎ハイを飲んだと指摘しました。

また、吉澤被告が事故直後に「やばい、やばい」と言っている様子をドライブレコーダーが記録していたことを指摘し、吉澤被告が「事故直後にパニックになり、どうしようと思って立ち去ってしまった」と供述したことを明らかにしました。

吉澤被告は被告人質問で、「お酒を控えるべきなのに、飲んでしまったことを後悔しています。被害者の方に本当に申し訳なく思います」などと、時折、涙混じりに話しました。

検察側は論告で「犯行後に通報しているものの、時間も距離も離れているため過度に悪質だ」として、懲役2年を求刑しました。