都心公園 赤ちゃん遺体遺棄、逮捕の女は殺害もほのめかす

去年11月、東京・港区の公園で女の子の赤ちゃんの遺体が見つかった事件で、警視庁は神戸市に住む当時、大学生だった女を死体遺棄の疑いで逮捕しました。女は殺害についても、ほのめかしています。逮捕されたのは、神戸市に住む衣料販売員の北井小由里容疑者(23)で、去年11月、港区のJR浜松町駅近くの公園に、生後間もない女の子の赤ちゃんの遺体を土に埋めて遺棄した疑いがもたれています。

「北井容疑者が浜松町駅から公園に向かう姿が、防犯カメラなどに写っていたということです」

北井容疑者は、当時、兵庫県内にある私立大学の4年生で就職活動でたびたび上京していて、警視庁が公園近くの防犯カメラに写っていた3万人近くの動きを解析した結果、北井容疑者が浮上したということです。

事件の2か月前に北井容疑者が受診した神戸市内の産婦人科医院はJNNの取材に対し、「妊娠していることを伝えたら、黙ってうなずいていた。出産する病院などを考えるよう伝えたが濁すような答えをしていて、少し様子がおかしいと感じた」と証言しました。

北井容疑者は、「羽田空港のトイレで赤ちゃんを産んだ」「遺体を公園に埋めた」と容疑を認めた上で、赤ちゃんの殺害についてもほのめかしていて、警視庁は殺害の疑いでも捜査する方針です。