“教員いじめ”訴え50項目に、顔に熱湯やかん 髪に接着剤

神戸市の小学校で男性教諭が先輩教諭からひどい行為を受けていた問題。熱湯入りのやかんを顔に押しつけられるなど、訴えている被害はおよそ50項目に上ることが分かりました。

「嫌やー、辛いのなんて好きじゃないんです―」(被害教諭)

神戸市立東須磨小学校で、20代の男性教諭が30代と40代の4人の教諭から繰り返し受けていたいじめ。激辛カレーを食べさせられた上、目にこすりつけられたり、買ったばかりの車の上に乗られたりしていました。

市教委によりますと、それ以外にも熱湯入りのやかんを顔に押しつけられたり、首を絞められ、呼吸困難になったこともあったほか、ドレッシングや焼き肉のたれを大量に飲まされる、髪の毛や服に接着剤をかけられるなど、男性教諭が訴えている被害はおよそ50項目に上るということです。被害教諭をよく知る男性は、いじめにつながる行為はおととしから始まっていたといいます。

「いじめに関するのは去年、もしくはそれ以上前から。ただ、よりひどくなかったのは去年4月以降。いつかいじめもなくなるだろうと我慢していた」(被害教諭をよくしる男性)

市教委は、来週にも外部の有識者を交えた調査チームを発足させる方針です。