神戸の小学校“教師いじめ”「職員室に居場所がなかった」

神戸市立の小学校で先輩教諭からいじめを受けていた男性教諭は、相談をした前の校長から「『いじめられてないよな』と言われた」と話しているということです。JNNに手記を寄せ、「もう職員室に居場所はなかった」などと現在の心境を綴っています。

神戸市立東須磨小学校で、40代の女性教諭ら4人から激辛カレーを目にこすりつけられるなどのいじめを受けていた20代の男性教諭は、去年9月以降、前の校長に複数回相談していました。

しかし、今年3月に前の校長から「(加害者の)男性教諭にお世話になってるんやろ。いじめられてないよな」などと言われたということです。関係者への取材で分かったもので、それ以降、被害教諭は相談できなくったと訴えているということですが、9日の会見では…

「私が知ったのは7月の面談でしたので、前の校長が知っていたかどうかはわからないです」(神戸市立東須磨小学校(仁王美貴校長)

「被害教諭が前の校長に相談したことについては、確認したところ、そういった相談は聞いていないと、前の校長はのべている」(神戸市教育委員会

今回被害にあった男性教諭がJNNにコメントを寄せ、現在の心境を語りました。

「私は、中学生の頃から教師を夢見てきました。しかし、夢見た教員が思い描いていた世界とは違いました。6月あたりからは、毎朝吐いて泣きながら学校に向かう毎日だった。もう僕の居場所は職員室には無かった」(被害教諭の手記)

「先生はよく『いじめられたら誰かに相談しなさい』と言っていましたね。しかし、その先生が助けを求められずに、体調まで崩してしまいました。いつか、みんなの前で

また元気になった姿を店にいきます」(被害教諭の手記〔子どもたちへ〕)