ポケベルがサービス終了 きょうで「3470」

1990年代に一世を風靡(ふうび)したポケットベルが30日でサービスを終了し、半世紀にわたる歴史に幕を閉じます。

1968年にサービスが始まったポケットベルは、固定電話から特定の番号に電話をすると端末が鳴る仕組みです。「0840」で「おはよう」、「14106」で「愛してる」など、数字の語呂合わせでメッセージを送り合うことができ、若者を中心に人気が広がって、1996年には契約数が1000万件を超えました。しかし、携帯電話の普及とともに利用者数が減少し、今では1500人を下回りました。全国で唯一、ポケットベルの通信サービスを展開していた東京テレメッセージは30日深夜から電波を順次、止める予定です。