オスプレイ不時着 米軍の発言に地元では反発

沖縄県名護市でアメリカ海兵隊の輸送機「オスプレイ」が不時着した事故で、沖縄のアメリカ軍トップが「パイロットは感謝されるべき」などと述べ、地元では反発が広がっています。

海上保安庁は現場の事故調査をアメリカ側に申し入れましたが、回答はなく、日本側の捜査はこれまで行われていません。沖縄駐留アメリカ軍のニコルソン四軍調整官は、空中給油の訓練中に燃料ホースが切れたことが事故原因、機体の欠陥ではないとしたうえで「パイロットは県民に被害を与えなかった。感謝されるべきだ」と述べました。また、普天間基地で別のオスプレイ胴体着陸していたことについても、安全に問題はなかったとの考えを強調しました。沖縄県の翁長知事は15日にも防衛省などを訪れ、抗議をする方針です。