『福島県民は馬鹿だ』“避難いじめ”川崎でも・・・

原発事故で福島県から避難した生徒の避難先の学校でのいじめ問題で、川崎市でも男子生徒が『福島県民は馬鹿だ』と言われるなど、いじめを受けたと訴えていたことが分かりました。

原発事故の被災者らを支援している弁護士によりますと、いじめを受けたと訴えたのは、2011年に福島県から川崎市に避難し、現在、高校2年生の男子生徒(16)です。男子生徒は市立中学校に在学中、他の生徒から『福島県民は馬鹿だ』と言われたということです。また、『近付くな』と言われて避けられたりしたほか、叩かれたり、蹴られるなどしたということです。一方、川崎市教育委員会は「詳しく調査を進めているが、現在のところ、いじめは確認できていない」としています。今後、原発事故で川崎市に避難し、去年3月に中学校を卒業した男子生徒本人や保護者との面談も含め、丁寧に調査を進めていくとしています。