震災避難でいじめ 男子生徒の手記公表
福島第一原発の事故で福島県から神奈川県横浜市に自主避難していた中学１年の男子生徒がいじめを受けていた問題で、１５日、苦しい胸の内を綴った生徒の手記が公表されました。
「今まで何回も死のうと思った。でも、震災でいっぱい死んだから辛いけど僕は生きると決めた」（いじめを受けた男子生徒の手記）
あと、同級生にいじめを受け、今も不登校になっている男子生徒（１３）の手記です。
男子生徒（１３）は転校先の小学校で名前に菌を付けて呼ばれてたり、「賠償金を貰っているだろう」などと言われ、同級生に金を要求されたりしたことが専門委員会の調査で明らかになりました。
生徒の両親は１５日、生徒の手記を公表した上で、「加害者・学校・教育委員会には訴訟してでも時間を返してほしいと訴えたいです」
という声明を出しました。
市の教育委員会は改めて会見し「いじめを放置した認識はあります。子供を苦しめたことは本当に申し訳ない」と謝罪。
今後、情報共有を密に、子供第一でどのように対応していくか見直したいとしています。
