香港 民主活動家・周庭氏ら保釈

本件で国家安全法に違反した疑いで10日に逮捕された「民主の女神」とも呼ばれる民主活動家・周庭氏らが保釈されました。「政治的な目的による摘発で、ばかげている」(民主活動家・周庭氏)

11日深夜に保釈された周氏はこのように述べ、香港警察の対応を批判。「なぜ逮捕されたか分からない。これまでで最も怖かった」心境を語りました。警察は、周氏が7月以降に、SNSを通じてか外国勢力と共謀し中国への制裁や敵対行為を呼びかけたとみていて、周氏は当局にパスポートを押収されたことめ明らかにしています。

その後、中国共産党に批判的な論調で知られる香港紙「リンゴ日報」の創業者で、周庭氏と同じ日に逮捕された民主派の重鎮・黎智英氏も保釈されました。

香港では国家安全維持法違反の疑いなどで10日だけで周氏ら10人が逮捕され、国際社会からは非難の声が相次いでいて、菅官房長官も11日の会見で重大な懸念を示しました。

「私たちは日本側に現実を見極め立ち位置を修正し、いかなる形による中国への内政干渉も停止するよう促す」(中国外務省 趙立堅報道官)

これに対し、中国外務省の趙立堅報道官はこのように述べ反発しました。