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【長野・松本圏域「レベル2」に】

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて県は不特定多数の感染が否定出来ないケースが発生した長野市等の「長野圏域」と松本市等の「松本圏域」について、感染拡大の状況を示すレベルを1段階上の「レベル2」に引き上げる事を決めました。

県はこの地域の住民に対して「警戒宣言」を出し、感染拡大防止の行動を強く呼び掛けています。

これは14日夕方、県庁が開かれた県の対策本部会議で決まりました。

会議では、長野市内にある接客を伴う飲食店で従業員の感染が広がった事等を踏まえ、保健所が管轄する地域ごとに感染拡大の状況を示す4段階の区分について下から2番目の「レベル2」に「感染者の濃厚接触者が確定出来ず、感染者の集団=クラスターを形成する恐れがある事例が発生」と言う要件を新たに追加する事を決定しました。

その上で、感染した人が発症後も職場で勤務し不特定多数の感染が否定出来ないケースが起きた長野市等の「長野圏域」と松本市等の「松本圏域」のレベルを「1」から「2」に引き上げる事を決めました。

この2つの圏域の住民に対しては「新型コロナウイルス警戒宣言」を出し、感染拡大を防ぐ為の行動を強く呼び掛けるとしています。具体的には人と接触する機会を極力減らす事や、風邪の様な症状がある場合は自宅から出ない事、医療機関を受診する場合は必ず保健所又は掛かり付けの医師に事前に相談し指示に従う事、それに感染が拡大している地域との往来は基本的に行わず、感染リスクが高い「3つの密」が伴う場所への出入りを避ける事等を呼び掛けています。

阿部知事は「正に今が感染拡大を止められるどうかの瀬戸際だ。県民には状況を認識した上で適切な行動をとって貰いたい」と述べました。