人事課長がSNSでパワハラか…内定の男子大学生自殺
去年、パナソニック子会社に新卒で入社する予定だった男子大学生が人事課長からSNS上で受けたパワーハラスメントを苦に入社前に自殺していたことが分かりました。
当時22歳の男子大学生はおととし、東京・墨田区の「パナソニック産機システムズ」に就職が内定しましたが、入社前の去年2月に自殺しました。遺族の代理人弁護士によりますと、会社は研修の一環として内定者を専用のSNSに登録させていて、人事課長ら内定者に毎日、SNSにログインさせて自分の書き込みへの返信などにを強要していました。返信をしなかった学生に対しては「僕は徹底して露骨にえこひいきするからね」「研修では極限に追い込み、勝たなければくず扱いします」「なめるなよ、54のおっさんを!」などと就職後の配属などで不利に扱うことを予告するような書き込みを繰り返していました。また、自殺した男性個人に対しても「研修は血みどろになる」「邪魔だと思ったら全力で排除にかかります」と投稿していました。パナソニック産機システムズは事実を認めたうえで「会社として誠に申し訳なく、謹んでおわび申し上げる」とコメントしています。