成田空港で路線バスに乗ろうとした車椅子男性、乗車拒否
去年12月、成田空港で路線バスに乗ろうとした車椅子の男性が、乗車を拒否されていた事がわかりました。
去年12月、成田空港で千葉交通が運行する路線バスに乗ろうとした車椅子の男性が、バスの運転手から「リフトが故障している」と言われ乗車を断られました。バスはそのまま出発しました。千葉交通によりますと、実際にはリフトは故障しておらず、運転手はリフトの操作方法が分からなかったということです。
運転手から連絡を受け対応に向かった別の社員もリフトの操作方法が分からず、男性は後続のバスにも乗車出来ませんでした。
男性は千葉県の条例に基づいて申し立てを行い、県の委員会は「障害のある人に対する不利益取り扱いに該当する」として、千葉交通に対し社員へのリフトの操作方法の研修やマニュアル策定を行うよう助言しました。国土交通省も去年12月27日付けで千葉交通に対し、乗務員教育を改善するよう指導しました。
千葉交通は男性に謝罪したということで、「今後も改善に努めてまいります」とコメントしています。