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【旧後町小のD51 修復へ】

長野市の廃校になった小学校で保管されていたSLの修復作業が進められています。その車体が公開されました。修復作業は長野市の旧後町小学校跡地で5月から実施されています。今回初めて塗装を全て剥ぎ取って塗り直すなど、大規模な修復の最中です。D51型蒸気機関車は全国で1936年から1115台が製造されました。旧国鉄長野工場では9台が作られ、現存が確認されている4台のうちの1台がこの車両です。ネジの1本に至るまで全て信州で作られました。43年前に長野市が教育資料として旧国鉄から無償で借り受け、以来、旧後町小の敷地内に展示されてきました。現在は塗装が全て剥がされ、新たに板金をして取り付けたり、穴が開いた所をアルミ製のテープなどで補修します。修復作業が終わるその時を小学校OBも心待ちにしています。D51の修復作業は来月中旬まで続き、新しく用意した設置台にクレーンでつり上げ移動させる予定です。