小澤征爾さんグラミー賞受賞
日本が、信州が沸きました。
アメリカ音楽界最高の栄誉とされる「グラミー賞・最優秀オペラ録音部門」でセイジ・オザワ・松本フェスティバルの小澤征爾総監督が初めての受賞を果たしました。
受賞した作品は2013年、小澤征爾総監督が当時のサイトウ・キネン・フェスティバル松本で指揮したラヴェルのオペラ「こどもと魔法」を収録したアルバムです。
小澤総監督にとっては8度目のグラミー賞ノミネートで80歳にして初の受賞となりました。
小澤さんは、インターネットを通じて「僕の大事な仲間であるサイトウ・キネン・オーケストラとすばらしい歌い手たちと創った作品で彼らのお陰で、充実した練習と公演ができてとても楽しかった。それが松本のフェスティバルの力なのだと思う」とコメントを発表しました。松本市のライオン堂高宮店には受賞したCDアルバムが、20枚近く仕入れることにしています。「こどもと魔法」はいたずら好きの少年が乱暴に扱ってきたイスなどの嘆きを聞き、優しい気持ちになっていくファンタジーです。
地元・松本を中心とした子どもや市民がオーディションを経て、ステージに立ちました。
公演があった2013年、小澤総監督は病気治療による降板を経て、2年ぶりの指揮をしました。
オペラ「子と魔法」は今年のセイジ・オザワ松本フェスティバルでも上演される予定です。