山本昌 プロ野球史上初の50代登板
プロ野球、現役最年長の50歳で、今シーズン限りで引退する中日ドラゴンズの山本昌投手が、7日夜の広島戦に先発しました。50代での登板はプロ野球史上初めてで、自身が持つ最年長出場の記録を更新しました。
山本投手は7日夜、マツダスタジアムで行われた広島戦に50歳1か月で先発のマウンドに上がり、1回、広島の1番・丸佳浩選手をツーボールからの3球目でセカンドゴロに打ち取りました。
山本投手はここでマウンドを降り、広島の新井貴浩選手から花束を贈られた後、妻の美智子さんから花束とハンカチを受け取り涙を拭っていました。
50代での登板はプロ野球史上初めてで、山本投手は自身が持つ最年長出場の記録を更新しました。
試合は中日が3対0で勝ち、山本投手に勝ち負けはつきませんでした。
試合後、山本投手は「結果を気にしなくていいマウンドは初めてだと思ったが、打たれたくないという気持ちが出てきた。振り返ると、いい野球人生だった。明日から練習しなくていいと思うと寂しい」と話していました。
山本投手はプロ32年目、平成6年に19勝を挙げて最多勝や沢村賞に輝く等、これまでに多くのタイトルを獲得し、現役最多となる通算219勝を挙げています。