御年97歳・英フィリップ殿下運転の車が衝突、横転

イギリスのエリザベス女王の夫でフィリップ殿下が運転する車が乗用車と衝突し、横転しました。

事故が起きたのは東部ノーフォーク州で、王室が所有する「サンドリンガムハウス」と呼ばれる御用邸の近くでした。17日、フィリップ殿下自らがハンドルを握って車を運転中、乗用車と衝突して横転しました。相手の乗用車に乗っていた女性2人が切り傷などで病院に運ばれましたが、フィリップ殿下にけがはありませんでした。BBC(イギリス公共放送)によりますと、横転した車から窮されたフィリップ殿下は、ショック状態で震えていたということです。また、事故直後に警察がフィリップ殿下のアルコール検査をしましたが、検出されませんでした。今のところ事故原因は分かっていません。

大阪・堺 あおり運転裁判、検察側 懲役18年を求刑

去年7月、大阪府堺市でバイクの男性にあおり運転をしたあと追突し、殺害した罪に問われた男の裁判で、検察側が懲役18年を求刑しました。

起訴状によりますと、中村精寛被告(40)は去年7月、堺市南区の路上で大学生の高田拓海さん(当時22)が運転するバイクに追い抜かれたことに立腹し、およそ100キロの速度で追突して殺害した罪に問われています。

17日の裁判では、高田さんの母親が証言台に立ち、「1着しか買ってやれなかなったスーツで、バイク関係の会社から内定をもらい喜んでいました。

私の拓海の人生を返してください」と述べました。検察側は「まれにみる殺人運転だ」として懲役18年を求刑した一方、弁護側は殺意を否認しました。

裁判の後、亡くなった高田さんの妹が会見しました。

「あの時(兄が)どう思っていたのかと思ったら、相手(中村被告)のことは絶対許せない」(高田さんの妹)

判決は今月25日です。

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【“徴用工判決”後初の日韓外相会談、「来週、スイス」で最終調整」】

来週、スイスで日韓外相会談を調整です。

河野外務大臣は、来週、スイスで開かれる「ダボス会議」にあわせて、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相と会談する方向で最終調整に入りました。元徴用工訴訟で去年10月、韓国の最高裁新日鉄住金に賠償を命じる判決を出して以降、直接の会談は初めてです。

この判決をめぐり、日本は韓国に請求権協定に基づく協議を申し入れていて、会談が実現すれば、河野大臣は協議に応じるよう求めるものとみられます。