九重部屋 佐ノ山親方が継承
大相撲の九重部屋の師匠だった元横綱・千代の富士が亡くなったことを受けて、部屋付きの親方を務めてきた元大関・千代大海の佐ノ山親方が九重部屋を継承することが決まりました。
日本相撲協会は3日、理事会を開き、元大関・千代大海の佐ノ山親方が3日付で、年寄「九重」を襲名し、九重部屋を継承することを承認しました。
元大関・千代大海は、亡くなった元横綱・千代の富士の弟子で平成4年の九州場所で初土俵を踏み、回転の速い突っ張りを持ち味に、幕内で3回の優勝を果たしました。
大関在位65場所は魁皇と並んで史上最多で、平成22年の初場所で現役を引退したあとは、九重部屋の部屋付きの親方として、後進の指導にあたってきました。
先月31日には九重部屋の前で取材に応じ「師匠は自分にとって、実の父親のような存在だった。師匠からは頑張ってくれと言われたので、言われたとおり、自分にできることを一生懸命頑張っていきたい」と決意を述べていました。