Shinshu noteworthy news 〜信州の注目ニュース〜

【菅谷松本市長が退任会見】

今期限りで退く松本市の菅谷昭市長が退任の会見を開き、4期16年に渡った市政運営について、

「医療や福祉に重点を置いて成熟した社会に向けて政策を進められた」と振り返りました。

菅谷市長は4期16年の任期を終えて、27日が最後の登庁日となり、市長選挙で当選した臥雲義尚氏に業務を引き継ぎ、「平和や健康に関する特徴的な事業等は市民と作り上げてきたので、計画的に実施して欲しい」と求めました。自身の市政運営について、「医療や福祉に重点を置いて、市民が安心して生活できる成熟した社会に向けた政策を進めることができた。常に胸に辞表を用意して、国や県に対しても言いたいことを話してきた」等と振り返りました。

その上で、臥雲氏に対しては、「新型コロナウイルスの感染防止対策など、陣頭指揮をとって、いい方向に進めて欲しい」と期待を述べました。

そして、幹部職員が参加した退任式では、「主役は市民、市政は黒子という私の理念を理解してもらい、市政を進められたことを感謝する」とあいさつし、職員から花束を受け取ると笑顔を見せていました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、職員を大勢集めての見送りは行われませんでしたが、集まった市民などからの拍手を受けながら、市役所をあとにしました。

後任の市長となる臥雲氏は、今月30日に初登庁する予定です。