ミャンマー軍 少数民族に空爆、国境付近で“窮状”訴え!!
ミャンマー軍が少数民族の村に空爆を続ける中、JNNは現地の窮状を訴える村の住民のビデオメッセージを入手しました。
「ミャンマー側の集落に1人でいます。軍がここに来て、私を銃撃したいというのなら、どうぞやればいいでしょう」(少数民族・カレン族の男性)
ミャンマーのタイ国境近くの集落で、やり場のない感情をぶつけるカレン族の男性。
先月27日以降、ミャンマー軍は対立する少数民族武装勢力・カレン民族同盟の支配地域への空爆を繰り返し、周辺の村では子どももを含む複数な犠牲者が出ているといいます。この空爆の後、家族っとともに国境を越え、タイ側に逃れましたが、そこに留まることは許せませんでした。
「タイ軍の兵士は、我々にタイから出てミャンマーに戻りなさいと言いました。(戻った直後)戦闘機が飛来する音が聞こえて、我々はパニックになり、みんなバラバラに逃げました(少数民族・カレン族の男性)
このメッセージを受け取ったタイ側にすむ同じカレン族の男性は、ミャンマー軍による攻撃は今後さらに強まるおそれがあると話します。
「空爆の後、陸上部隊が侵攻してくるという情報があります。そうなったら、さらに
恐ろしい被害が出るでしょう」(タイに住むカレン族の男性)
ミャンマー軍による様々な弾圧で少数民族の人々が行き場を失っています。
こうしたなか開かれた国連の安全保障理事会の緊急会合では、ミャンマー問題を担当する特使が「内戦に発展する恐れがある」と警告しました。