「千枚漬」の漬け込み最盛期 伝統的な手法を披露

7日は立冬です。京都では、冬の風物詩「千枚漬」の漬け込み作業が最盛期を迎えています。

甘酸っぱい香りが漂うなか、職人たちがかぶらを1枚ずつスライスし、たるに漬け込んでいきます。千枚漬は京の伝統野菜「聖護院かぶら」を塩や昆布に漬け込んだもので、京都特有の底冷えが始まる立冬から漬け込まれたものが最良とされています。普段は一部の製造行程で機械を使いますが、7日の一般公開ではすべて手作業による伝統的な手法が披露されました。職人は、新型コロナウイルスの感染対策としてマスクをして作業にあたっていました。千枚漬は5日ほど漬け込まれた後、店頭に並びます。