中学生自殺 トイレで土下座強要の疑い 同級生3人を書類送検

去年7月、岐阜県岐阜市で中学3年の男子生徒がいじめを苦に自殺した問題で、前日に学校のトイレで男子生徒に土下座をさせていた等として、警察が17日、同級生3人を強要等の疑いで書類送検した事が、捜査関係者への取材で分かりました。

去年7月、岐阜県岐阜市で中学3年の男子生徒がマンションから転落して死亡し、自宅からいじめを示唆するメモが見つかった事から、警察は、いじめを苦に飛び降り自殺したとみて、同級生から話を聞く等捜査を進めてきました。

その結果、亡くなる前日に同級生の男子生徒3人が、学校のトイレに頭を突っ込む様な姿勢で、土下座をさせていたとして17日、強要の疑いで書類送検したことが、捜査関係者への取材で分かりました。

又、3人のうち1人については、これ以前にも生徒から現金を脅し取ったり、叩いたりしていたとして、恐喝と暴行の疑いでも書類送検しました。

生徒が3年生になった去年4月頃、いじめが始まり、亡くなる1か月程前からエスカレートしたみられるということです。

このいじめを巡っては、岐阜市教育委員会の第三者委員会が先月「生徒の死は同級生からのいじめを主な要因とする自殺で、他の生徒から担任に訴えがあったのに、学校の不十分な対応でいじめが激化した」とする報告書を公表しています。