不法出国のゴーン被告 家族の関与を否定

保釈中に無断でレバノンに出国したカルロス・ゴーン被告が声明を発表しました。

ゴーン被告は声明で「妻のキャロルや家族が私の日本出国に関与したという報道は間違いだ」と訴えました。そのうえで、「出国を手配したのは私1人である」としました。声明の内容はこれだけで、レバノンでの居場所などについては言及していません。

ベイルート市内のゴーン被告の自宅前には2日、キャロル夫人とみられる女性が現れました。ゴーン被告もすでに自宅にいる可能性があります。また、日産の弁護士が訪れてキャロル夫人に面会を求めましたが、病気を理由にことわられということです。レバノン政府は、国際刑事警察機構からゴーン被告の身柄拘束を求める国際逮捕手配書を受け取ってと発表しました。一方、ゴーン被告が経由したとされるトルコの警察はゴーン被告の日本からの不法出国に関連し、パイロットや空港職員など7人を拘束しました。

今後、訴追されるのか判断が下されます。