東京ヤクルトスワローズ移籍の嶋「本気でレギュラーを」

プロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスを退団し東京ヤクルトスワローズに移籍したキャッチャーの嶋基宏選手が入団会見を行い、「本気でレギュラーをつかみにいく」と意気込みを話しました。

34歳の嶋選手は、平成19年に東北楽天ゴールデンイーグルスに入団し1年目からレギュラーの座をつかみ、6年前には球団初の日本一に貢献するなど生え抜きのキャッチャーとして活躍しました。

しかし今シーズンは、腰の怪我や若手に出場機会を奪われて、プロ13年間最も少ない57試合の出場にとどまりました。

このため出場機会を求めて東北楽天ゴールデンイーグルスを退団し、バッテリーの強化を図りたいヤクルトへの入団が決まりました。年俸は推定5000万円に出来高払いがついていて、背番号「45」です。

嶋選手は4日、東京都内で行われた入団会見で、「今シーズンはなかなかチャンスがなくて、今は野球に飢えているので、それをグラウンドで表現したい。本気でレギュラーをつかみにいく。泥臭く、チームが勝つため何ができるかを考えてプレーしたい」と意気込みを話しました。

球団は若い選手の指導役としても期待していますが、ドラフト1位で入団した奥川泰伸投手が、楽天時代にバッテリーを組んだ田中将大投手を目標にしていることについて、「田中は勝手に成長してくれたが、こういう練習をしていたとか、アドバイスができればいい。年齢は15歳以上離れているが一緒に成長できたらいい」と話していました。