作家・安部譲二さん死去、82歳

自らの体験を描いた小説「塀の中の懲りない面々」などで知られる作家の安部譲二さんが、急性肺炎のため亡くなりました。82歳でした。

作家の安部譲二さん(82)、本名・安部直也さんが今月2日に急性肺炎で亡くなったと、安部さんの事務所がホームページで公表しました。

安部さんは東京生まれで、中学時代に暴力団に加わり、そのかたわらで航空会社の客室乗務員やキックボクシングの解説者や競馬評論家などを経験。東京の府中刑務所の獄中生活などを小説にした「塀の中の懲りない面々」で、ベストセラー作家になりました。

安部さんの事務所はホームページでは、「生前は多くの方々に安部譲二とその作品を愛していただき、心より感謝申し上げます。自宅でもサポートして下さる在宅医療の方々を常に笑わせ、明るく前向きな安部譲二ワールドを展開しておりました」としています。葬儀・告別式は、親族のみで執り行ったいうことです。