15年前の女子大学生殺害「凶器は“主犯格”の家の庭に埋めた」

15年前、茨城大学の女子大学が殺害され、フィリピン人の男が24日に逮捕された事件です。男は逮捕前、JNNの取材に対し「殺害に使った凶器は主犯格の男の庭に埋めた」と証言しました。

この事件は、フィリピン人で当時18歳だった男(33)が2004年1月、仲間2人と共謀のうえ、茨城県阿見町付近で、茨城大学の女子大学生(当時21)を連れ去り、性的暴行を加えたうえ、殺害したとして24日夜、逮捕されたものです。

この事件では、すでにおととし9月、共犯のランパノ・ジェリコ・モリ被告(37)が起訴され、1審、2審で無期懲役の判決を受けています。

男は逮捕前、JNNのインタビューで犯行時の役割について証言していました。

「自転車に通せんぼうしたんだ。仲間(当時19の男)と2人で。自分が彼女の口を押さえて、それから仲間がおなかをパンチして女性が倒れたんだ」(当時18歳だった男)

さらに、犯行に使った凶器についても証言しました。

「ランパノ被告が、カッターで首を切ったんだ。カッターはランパノ被告の家の裏庭に埋めた」(当時18歳だった男)

ランパノ被告はこれまでの裁判で、「他の共犯者2人よりも果たした役割は軽い」と主張していて、逮捕された男の証言と食い違うことから、警察は男の証言について慎重に裏付けを進めています。