映画「ラストエンペラー」監督、ベルトルッチ氏死去

映画「ラストエンペラー」などで知られるイタリア人映画監督で世界的な巨匠のベルナルド・ベルトルッチ氏が亡くなりました。77歳でした。

イタリアの現地メディアなどによりますと、ベルトルッチ監督の広報担当者が26日、監督がローマ市内の自宅で息を引き取ったと明らかにしたということです。

1962年に映画「殺し」で監督デビューしたベルトルッチ氏は、世界的な巨匠として知られ、特に、中国最後の皇帝の生涯を描いた「ラストエンペラー」ではアカデミー賞の作品賞、監督賞など9部門で受賞し、日本でもヒット作となりました。一方で、マーロン・ブランドさん、マリア・シュナイダーさんが出演した1972年の「ラストタンゴ・イン・パリ」で性描写が物議を醸しました。

2012年の「孤独な天使たち」が最後の作品で、その後、車いすでの生活を送り、長く闘病していたということです。