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【サリン想定　11万人利用のJR日暮里駅でテロ対策訓練】

一日の利用客数が11万人を超える東京・荒川区のJR日暮里駅で、オリンピックなどを念頭にサリンが駅構内に持ち込まれた想定でテロ対策の訓練が行われました。

訓練は警視庁やJR東日本、地元の自治体などが参加し、テロリストがサリンが入った袋を日暮里駅の構内に持ち込み、袋を傘で刺して逃走したという想定で行われました。防護服を着た警察官が利用客を安全な場所まで避難させ、警視庁本部のNBC化学捜査隊がサリンを取り除いたり、徐染する手順を確認しました。通り掛かった外国人旅行客らも足を止めて訓練の様子を見つめていました。荒川署の小松泰司署長は「テロがいつ起きてもおかしくないという認識を持ってほしい。常に想定していくことが大事だ」と話しました。