ご当地アイドル自殺で遺族提訴 事務所がパワハラか

愛媛県のご当地アイドルのメンバーだった16歳の少女の自殺について事務所のパワハラなどが背景にあったとして、少女の遺族が12日に当時の所属事務所の社長らを相手取り、慰謝料などを求める訴えを起こしました。

訴えによりますと、大本萌景さんの遺族らは所属事務所の対応に問題があったとして、当時の所属事務所の社長らに対して慰謝料など9200万円余りを求めています。遺族らは、萌景さんの自殺の背景には事務所側によるパワハラや社長から「違約金として1億円支払え」などの発言があったとしています。

自殺した萌景さんの母親:「佐々木社長と電話をしてから翌日、帰ってきて『怖い』という言葉を自殺する当日の朝に言い始めたこと、その言葉の意味というものは佐々木社長が鍵を握っていると思います」

弁護団は現時点で社長側から納得できる回答はないとしています。一方、当時の所属事務所の社長は11日の取材に対してパワハラ行為などを否定したうえで、裁判で争う構えを示しました。

hプロジェクト株式会社・佐々木貴浩社長:「愛の葉ガールズの重労働だとか、言ってない賠償金のことだとか、そんなことで亡くなったとは到底、考えられません」