いじめ自殺 謝罪の教育長が遺族に「おまえ」と発言 辞職へ

去年6月、新潟県新発田市でいじめを受けた中学2年の男子生徒が自殺した問題で、市の教育長が謝罪の為遺族のもとを訪れた際、生徒の父親「お前」呼び不適切な発言をしていたことが分かりました。生徒の父親は教育長のかつての教え子だったということですが、教育長はこの発言の責任を取って辞職することになりました。

去年6月、新発田市で中学2年の男子生徒が自殺した問題について、市の教育委員会が設けた

三者委員会「自殺の原因はいじめにあったと推定される」とする調査報告書をまとめました。

これを受けて、山田亮一教育長が今月5日、報告書の説明と謝罪をする為遺族のもとを訪れた際、生徒の父親に対して「お前も保護者会に来るか」などと発言したということです。

父親は、山田教育長がかつて小学校の教諭していた当時の教え子だったということですが、教育委員会に強く抗議していました。

山田教育長は「自分が担任だったことが頭をよぎった」などと説明し、不適切な発言の責任を取るとして、11日、辞職願を提出して受理されたということで、今月17日付けで辞職することになりました。

これについて、生徒の父親は「教育長が代わっても、教育委員会の提言を実現する為に力を尽くして欲しい」というコメント出しました。

また、新発田市の二階堂馨市長は「今後、教育委員会とともにいじめ防止策の確実な実行と信頼回復に努めたいとしています。