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【衣笠さんのバット約800本作った元職人は・・・】

「鉄人」と呼ばれて国民栄誉賞も受賞した衣笠祥雄さんが23日夜、大腸癌の為亡くなった事について、衣笠さんの現役時代に8年に渡り凡そ800本のバットを作ったと言う、元バット職人の久保田五十一さん(75)は、岐阜県養老町の自宅でインタビューに応じ、「まだ若いのに、残念です」とした上で、「記録を達成するのを見るのは嬉しい瞬間で、衣笠さんには、何度もそう言う経験をさせて貰いました」と話しました。

衣笠さんは、名古屋への遠征の際などに久保田さんが勤めていた岐阜県の工場にも足を運び、直接、グリップの太さ等について要望を出していたという事で、久保田さんは「50数年間、バットを作る仕事をしましたが、直接クレームをくれたのは、衣笠さんと落合博満さんぐらいでした」と振り返っていました。