元有名サッカー選手「リベリアの怪人」大統領へ

かつてサッカーの国際的スター選手で「リベリアの怪人」と呼ばれたジョージ・ウェア氏(51)が大統領選での勝利を確実にしました。

西アフリカ・リベリアの大統領選決選投票で、サッカーの元国際的スターで野党候補のウェア氏の勝利が確実となりました。リベリアは最も貧しい国の一つで、去年6月まで2年以上にわたって流行したエボラ出血熱で医療体制が崩壊していて、ウェア氏は貧困解消などを訴えて若者を中心に支持されました。内戦など政情不安が続いたリベリアで、民主的な政権交代は70年以上ぶりのことです。ウェア氏は1990年代にサッカーのイタリア1部リーグのACミランなどで活躍し、驚異的な身体能力から数々の名プレーを生み出して「リベリアの怪人」と称されました。