服役中のフジモリ元大統領 健康悪化で緊急搬送

人権侵害などの罪で服役中のペルーのフジモリ元大統領(79)が健康状態の悪化で病院に緊急搬送されたことが分かりました。

現地メディアなどによりますと、フジモリ元大統領は23日までに血圧が急激に低下するなど、健康状態が悪化している首都リマの警察施設から病院に搬送されたということです。フジモリ氏は任期中の人権侵害事件で禁錮25年の刑に服していますが、入退院を繰り返し、21日にはクチンスキ大統領に恩赦を申請しました。フジモリ氏に近い支援者は、元大統領の容体についてANNの取材に対し、「決して楽観的な状態ではない」と語って早期に恩赦を実現させる必要性を強調しました。