埋め立て地帰属 大田区、法廷闘争へ

東京オリンピックパラリンピックの競技会場となる、東京湾の埋め立て地の帰属で、大田区議会は都の調停案を拒否し、裁判を起こすことを決めた。大田区議会は、かつて現場海域で多くの区民が、のりの養殖を営んでいたことが反映されていないなどとして「中央防波堤埋立地」の帰属をめぐる、都の調停案の受け入れ拒否し、提訴する議案を全会一致で可決した。大田区は、江東区を相手に、境界の確定を求める訴えを、年内にも起こすとみられる。都は、江東区に86.2%、大田区に13.8%を帰属させる調停案を示し江東区議会は、受け入れを決めていた。