NHK 女性記者の過労死公表、時間外労働159時間

NHKが4日夜、女性記者の過労死を明らかにしました。

NHKによりますと、過労死が明らかになったのは首都圏放送センターの記者として勤務していた佐戸未和さん(当時31)です。佐戸さんは4年前、自宅で心不全で亡くなりましたが、直前の1か月前の時間外労働にあたる労働時間は159時間に上り、およそ1年後『長時間労働が原因の過労死』として労災認定されたということです。

当時、佐戸さんは都庁担当として、都議選や参院選を取材、亡くなったのは参院選の投開票があった3日後でした。

NHKは『二度と同じようなを起こさない決意を組織内で共有するため、事実を全職員に伝え、外部に公表する判断に至りました』としています。

佐戸さんの両親は『4年たった今でも現実として受け入れることができません。志半ばで駆け抜けて行った未和の他無念さ、悔しさ、遺族の悲しみを決してむだにすることなく、再発防止に全力を尽くしてもらいたい』としています。