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【家族と日常生活を 専用病室完成】

長野県安曇野市にある「県立こども病院」で、重い病気の為自宅に戻る事が難しい子供達の為に、家族と共に日常生活を送れる専用の病室が完成し、28日公開されました。

県立こども病院では、重い病気の為自宅に戻る事が難しい子供達の為に、家族と共に食事や寝泊まりが出来る専用の病室の設置を進めてきました。

この程病室が完成し、28日、報道機関向けに公開されました。

「ファミリールーム」と名付けられた病室は、かつて会議室として使っていた部屋を改修したもので、家族で日常生活が送れる様に台所をはじめ風呂場やトイレなどが備え付けられている他、緊急時に備えた呼び出しボタンも取り付けられています。

凡そ4600万円の改修費用は、全て企業や個人からの寄付によって賄われたという事で、来月中旬から運用を始めたいとしています。

県立こども病院の原田順和院長は

「病院は閉鎖空間で、親や兄弟に会えない子供にとっては、あまり良い空間ではありません。この病室が子供の療育環境の向上につながることを期待しています」と話していました。