国際手配のチリ人の男 仏メディアが実名報道

フランス東部に留学している筑波大学3年生の黒崎愛海さん(21)の行方が分からなくなっている事件で、フランスの複数のメディアは5日、元交際相手で国際手配されているチリ人の男の名前と顔写真などを伝えました。フランスの捜査当局はすでにチリに帰国した男の行方を捜査しています。

筑波大学3年生の黒崎愛海さんは先月上旬、留学しているフランス東部のブザンソンで行方が分からなくなり、地元の捜査当局は殺人事件として捜査を進め、黒崎さんの元交際相手のチリ人の男を国際手配しています。

フランスの新聞パリジャンとニュース専門チャンネルBFMは5日、この男についてチリ人のニコラス・セペダ・コントレラス容疑者(26)だとして顔写真や映像とともに伝えました。

フランスの捜査当局によりますと、黒崎さんは行方不明になる直前の先月4日夜、元交際相手の男と一緒にレストランで食事をしたあと自分が住む学生寮に行ったと見られ、翌日の朝にかけて、寮にいた学生たちが大きな悲鳴を聞いたということです。男はすでにチリに帰国しており、フランスの捜査当局はチリの警察と連絡を取りながら男の行方を捜査しています。