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松本城で新春祝賀式にぎわう】

国宝・松本城で、新年を祝う新春祝賀式が行われ、雪が舞う中、多くの観光客や地元の人などでにぎわっています。

松本城では、毎年正月3日に城の正門にあたる「黒門」を開けて新しい年の始まりを祝う催しが開かれています。

3日は開門時間の午前10時前から観光客や地元の人などおよそ1000人が列をつくり、ホラ貝やどらの音に合わせて門が開くと、本丸庭園の中に一斉に入ってきました。

訪れた人たちには、松本城の初代城主、石川家の家紋「笹竜胆(ささりんどう)」が描かれた記念のピンバッチが配られました。

地元の人たちによる和太鼓の演奏も披露され、雪の舞う中、訪れた人たちは響き渡る和太鼓の音に耳を傾けたり、北アルプスを背景にそびえ立つ国宝の天守閣を写真に収めたりしていました。

松本城管理事務所によりますと、元日から2日までの2日間は天候に恵まれたこともあり、去年より1000人余り多いおよそ9800人が訪れたということです。

東京から訪れた50代の女性は「初めて松本城に来たが、太鼓の音がとても壮大ですばらしかった。前向きな気持ちで新年を迎えられた」と話していました。