原発事故で自主避難の生徒、川崎でもいじめの訴え

福島第一原発事故で神奈川県川崎市自主避難していた男子生徒が、同級生から「福島県民はバカだ」と言われるなど、いじめを受けたと訴えていたことが分かりました。

弁護団によりますと、原発事故で川崎市自主避難した男子生徒が市立中学校に在学中、同級生から、「福島県民はバカだ」「近づくな」と言われた上、叩かれたり、蹴られたりしたということです。

男子生徒や保護者は、いじめを受けた学校に訴えましたが、同級生側が否定した為解決に至らなかったということです。生徒は既に中学校を卒業し高校に進んでいます。

神奈川県川崎市教育委員会はこれまでの調査で、自主避難している生徒や児童へのいじめはないとしていましたが、「卒業生は調査に含まれておらず、早急に事実関係を確認したい」としています。