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◇岸「楽天勝利のため頑張る」

プロ野球埼玉西武ライオンズからFA=フリーエージェントを宣言した岸孝之投手が出身地の仙台を本拠地とする楽天に移籍することが決まり、「楽天の勝利のため頑張る」と新天地での活躍を誓いました。

岸投手の移籍は、18日午後、仙台市内で開かれた記者会見で発表されました。

岸投手は移籍を決めた理由について「仙台で野球をはじめ、プロに入るまで支えてくれた地元に恩返ししたかった。野球人生いつ終わるか分からないと考え今しかないと思って、移籍を決めた」と話しました。

岸投手は宮城県仙台市出身の31歳。

東北学院大学から埼玉西武ライオンズに入団し1年目から4年連続で2桁勝利をあげるなどこれまでの10年間で通算103勝をあげています。

3年前の日本一のあと低迷が続く楽天は、先発投手陣を補強するため、岸投手の獲得に乗り出し、星野仙一球団副会長などが交渉にあたってきました。

岸投手は、「チームに貢献し、優勝しないと移籍した意味がないと思っている。僕が投げて勝つことで、ファンに笑顔になって欲しい。楽天の勝利のためにこれから頑張る」と新天地での活躍を誓いました。

また、岸投手は東日本大震災の被災地に向けて「ずっと何かしたいと思っていたが、できずにいた。これからは力になれることがあれば、やっていきたい」と話していました。

契約は4年契約で1年目の来年の年俸は推定で2億2500万円です。

背番号は埼玉西武ライオンズでつけていたいたのと同じ「11」に決まりました。